トップメッセージ
ご挨拶
当社はおかげさまで、今年で創業60年を迎えました。ブロックの製造販売をする会社として創業したのち建設業に参入し、公共工事、工場建設、店舗建設が私の父である先代社長の主力事業でした。
24 年前、私の社長就任後に現在主力の住宅事業「工房信州の家」「フォレストウィングマンション・ヴィラ」を開始し、おかげさまで2020年現在、長野県内で累積 1200棟、3200室の注文住宅と賃貸住宅をご提供しております。創業時は本社のある伊那地域のみでしたが、今では県内6地域に拠点を構え、長野県全域で事業を行っております。
特にリーマンショック後に力を注いできたのが注文住宅「工房信州の家」です。国産材100%(うち県産材 85%)を使い、珪藻土で内壁を仕上げたパッシブソーラーハウスです。 2012年からは、お客様と一緒に山に入り自分の家の木を選んでいただく「選木ツアー」を 行うなど、「家づくりを物語に」をテーマに、お客様との対話、共創を大切にして事業を発展させてきました。また現在7割の住宅で採用いただいている「土間サロン」は、信州の自然と室内を緩やかにつなぐ曖味な空間です。この空間が趣味やパーティの場となり、住まわれる方の生活に潤いや楽しみをもたらしています。それと同時に、家族や地域の方々とのコミュニケーションを深める場にもなっています。このように「工房信州の家」は、信州の自然・地域・人と調和する家づくりを追求してまいりました。その結果、県内在住の方々だけでなく、県外の移住者の方々からも選んでいただけるようになってきています。
創業60周年を迎えた今、これまでの住宅づくりで得たことをさらに、オフィスづくりにも拡げようとしています。移住希望者の増加と共に、テレワークの急速な普及により、オフィ スも信州へと移転を希望される企業様が増えてきました。
常日頃は別々の場所で働くからこそ、実際に集う際は、新たな発想やイノベーションを生み出すことが今後さらに求められ るでしょう。それにふさわしいオフィスとして、当社では土間サロンを設えた「サードオフ イス」をご提案しています。正解のない時代だからこそ、オフィスにも外の自然を肌で感じ られ、コミュニケーションが自ずと深まる「土間サロン」という場が有効に働くと考えてい ます。
本来、器(うつわ)の提供が使命の業種です。しかし、そこにとどまらず、当社はこれからも社員やお客様、パートナーの方々と共に新たな価値を生み続けてまいります。そして、そこに住まわれる方、そのオフィスで働かれる方々の日々の生活、人生をより良いものにできるよう、またオフィスをつくってくださった企業様のさらなる成長へとつながるよう、全力でお手伝いしてまいります。
株式会社フォレストコーポレーション
代表取締役社長 小澤 仁