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家族への手紙
船田 亜美
ついに、お父さんが首を長くして待っていた、家族への手紙を読む日が来ました。
会うたび「亜美はまだ手紙を読まないのか」と私に聞いていましたね。お父さん、聞いていますか。
大学に入学した7年前、親元を離れて松本で一人暮らしを始めました。
それまでは家族に反抗してばかりで、毎日洗濯をしてもらったり、当たり前のように出てくるご飯に感謝することもありませんでした。一人暮らしをするまでは、家族の暖かさや大切さに気付くことはなかったと思います。
家族と離れて、見えてきたことが本当に色々ありました。
最近は帰りも遅く、気付くと2週間程連絡を取らないこともしばしばです。実家に帰っても家族の前だと素直になれなくて、ツーンとしてしまうことも多いですよね。それでも、実は1日でも家族のことを思い出さない日はないんですよ。
今私は、家族をつなぐ家づくりに携わっています。小さなお子様を大切そうに抱くお客様を見ては、私もあんな風に大切に育てられたのだな、と思います。
なかなか親孝行ができませんが、私が元気に仕事をすることが親孝行と思い、一生懸命仕事をします。これから少しずつですが、船田家のみんなに感謝の気持ちを伝えられるようになりたいです。